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気をつけたい副作用

以下は、クロザリルの副作用についての概要です。
詳細および最新の情報につきましては、「くすりのしおり」をご参照ください。
くすりのしおり(クロザリル錠25mg クロザリル錠100mg)

クロザリルの服用による重大な副作用

無顆粒球症、好中球減少症

血液中の白血球のうち、体内に入った細菌を殺す重要なはたらきをする顆粒球(好中球など)が著しく減ってしまい、ほとんどなくなってしまった状態を無顆粒球症といいます。
このような状態におちいると、細菌に対する抵抗力が弱くなり、感染しやすくなる危険があります。
これまでに(2009年7月から2015年10月末時点)、クロザリルを服用している方の1.15%に無顆粒球症が起こっています。
クロザリル服用による無顆粒球症/好中球減少症の約70~90%は、服用してから4~5ヵ月(18週)までに起こることが報告されています。

無顆粒球症の早期発見・早期対応のために

こんな症状が見られたら・・・・・・

クロザリルを服用していて、次のような症状(風邪様症状)が見られた場合には、速やかに担当の医師または薬剤師に相談してください。

突然の高熱 さむけ のどの痛み

これ以外の風邪のような症状に気づいた場合も、市販の風邪薬を服用するのは避け、必ず担当の医師または薬剤師に相談してください。

高血糖、糖尿病関連事象

統合失調症の方は、糖尿病を発症するリスクが高いことが、いくつかの調査によって報告されています。
海外では、クロザリルを服用した場合、血液中のケトン体という物質が著しく高くなって意識障害に至る「糖尿病性昏睡」を起こす確率が、他の抗精神病薬よりも高くなるという報告があります。
これまでに(2009年7月から2015年10月末時点)、クロザリルを服用している方の12.72%に高血糖・糖尿病関連事象が起こっています。

高血糖、糖尿病関連事象の予防、早期発見・早期対応のために

定期的な体重測定

  • 清涼飲料水の飲み過ぎに注意してください。
  • 糖尿病の程度を見るために、定期的な血糖値やHbA1cなどの測定が必要です。
  • 定期的に体重を測定します。

こんな症状が見られたら・・・・・・

クロザリルを服用していて、次のような症状が見られた場合には、速やかに担当の医師または薬剤師に相談してください。

激しいのどの渇き(水や清涼飲料水をたくさん飲む) 急激な体重の減少 何回もトイレに行きたくなる(尿の量が多くなる) 全身の脱力感、倦怠感

糖尿病と診断されている方へ
クロザリルは糖尿病を悪化させる危険があるため、糖尿病と診断された方は、治療の有益性が上回ると医師が判断した場合のみ服用することができます。

その他の副作用

クロザリル服用時によくある副作用

クロザリル服用時によくある副作用

クロザリルを服用していて、いつもと違うと感じたら、できるだけ早めに担当の医師または薬剤師に相談してください。

  1. よだれが出る
  2. 何日も便秘が続く
  3. ねむい、だるい
  4. 発熱する
  5. 体重が増える
  6. 吐き気がする
  7. 一時的に脈拍が速くなる
  8. 手のふるえ

これらは、クロザリルを服用し始めに起こったり長引いたりすることがあります。
服用し始めや、おくすりを増やしているときには特に注意し、いつもと違うと感じたら、できるだけ早めに担当の医師または薬剤師に相談してください。

クロザリル服用時にまれにある副作用

もし以下のような症状が現れたら、速やかに担当の医師または薬剤師に相談してください。

  1. 胸の不快感、胸の痛み、胸がどきどきする、
    脈拍が速いまま治まらない、原因不明の疲労、呼吸困難
    (心筋炎、心筋症)
  2. 呼吸困難、発熱、胸の痛み
    (胸膜炎)
  3. 高熱、意識障害、筋肉のこわばり
    (悪性症候群)
  4. てんかん発作、けいれん
  5. 失神
  6. 息切れ、呼吸困難
    (肺塞栓症、深部静脈血栓症)
  7. 食欲不振、全身倦怠感、皮膚や白目が黄色くなる
    (肝機能障害)
  8. 急におなかが張るような感じ、何日も便秘が続いていて腹痛や吐き気がある
    (腸閉塞、麻痺性イレウス)

ポイント


風邪様症状は、無顆粒球症だけでなく、心筋炎・心筋症の場合でも現れることがあります。どちらもそのままにしておくと、重篤な状態におちいることがありますので、「風邪だから」と思わず、速やかに担当の医師または薬剤師に相談してください。

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